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  • No : 388
  • 公開日時 : 2023/08/10 10:46
  • 更新日時 : 2023/12/28 14:37
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現行のNISAについて、旧NISAからの変更点を教えてください。

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回答

変更点は次の4つです。

1. 制度の恒久化
旧NISAでは非課税投資期間期間が定められており、期限ごとにロールオーバーの対応が必要でしたが、現行のNISAでは期間制限がなくなり恒久制度となります。

2. 年間投資上限額の引き上げ
旧NISAでは、一般NISAは年間上限120万円、つみたてNISAは年間上限40万円でしたが、現行のNISAでは新たに「成長投資枠」ができ、年間上限240万円となりました。また、つみたてNISAも「つみたて投資枠」という形で年間上限120万円まで利用できるようになりました。さらに、この新しい「成長投資枠」と「つみたて投資枠」は同時に利用することが可能です。よって年間上限360万円まで、積立投資や一括投資に利用することができ、非課税での投資利用の範囲が広がります。

3. 非課税保有期間が無期限に
旧NISAでは、一般NISAの場合、非課税保有期間(5年)を経過した場合、売却して換金するか、ロールオーバーと呼ばれる継続手続きが毎年必要でした。現行のNISAでは、非課税保有期間の制限がなくなり無期限となるためこういった手続きが不要になりました。

4. 生涯非課税限度額の設定
旧NISAでは、一般NISAの場合、非課税限度額は600万円(120万円×5年)、つみたてNISAの場合、800万円(40万円×20年)と、それぞれのNISA別に最大金額が定められていましたが、現行のNISAでは、新しい考え方が採用されました。現行のNISAでは、1人あたり1,800万円の非課税限度額が設定され、生涯利用可能です。

生涯で利用できる限度額は「簿価(=取得価額)」で総枠を管理します。メリットとしては、NISAで購入した商品を売却した際、売却分の「簿価」がなくなるので、その枠を再利用することができることです。現行のNISAで「成長投資枠」とされる非課税保有限度額は1,200万円までで、1,800万円の中の枠となります。「成長投資枠」は、旧NISAの一般NISAと同じく買付方法は限定されず、また、投資できる金融商品も「投資信託」「上場株式」と幅広い投資で利用することができます。

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